Social Icons

Pages

2008年12月22日月曜日

引っ込み思案児、成人してどうなったか知りたい

友達がいて仲間同士活発に交流できる子どもを教育者は理想的と考える傾向があるけれども、友達がいなくていったい何が悪いんだ。引っ込み思案も一つの個性で、色んな子どもがいていいんだ。

こうしたちょっと哲学的な議論、それはそれで結構だと私は思います。

しかし、私は、そうした哲学的な話よりも、実際のところ友達がいない子どもや、引っ込み思案な子どもが、成人してどうなったかを知りたいです(実証研究というものです)。他の子どもと変わらない割合で社会適応を果たしたかどうか。内気なタイプの引っ込み思案児の場合、成人して何らかの不安障害やうつなどを持つようになってはいないか。

英語圏では、こうした実証研究により、引っ込み思案のリスクが少しずつ分かってきたようです。もっとも、日本語圏ではこのあたりのところは、まだ十分に明らかにされていないのではないかと思います。引っ込み思案児の社会適応には、その国の文化も影響していそうで、日本語圏でも実証研究を期待したいところです。