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2008年12月14日日曜日

その人に好かれたいなら、好意を示せ、尽くせ、与えよ

私は姉妹ブログで、「緘黙ストーリー」と題し、場面緘黙症とともに歩んできたそれまでの私の人生を振り返る連載を続けています。これを書いているうちに、自分はなんて単純な子どもだったのだろうと気づきました。

私に対して優しくしてくれたり親切に接したりしてくれた人には、私も自然に好意を持ちました。しかし、私をいじめたり悪意を持って接したりした人には、良い感情を持てませんでした。実に分かりやすい子どもです。

しかし、人間、多かれ少なかれこういうものなのかもしれません。

「人に好かれたいなら自分を忘れよ」という言葉がありますが、その人に好かれたいのであれば、自分から好意を示したり、その人のために尽くしたり与えたりすることが大事です。そうすれば、相手も好意を持ってくれるというものです(そうはうまくいかないことも多いですが…)。ですが、相手が好意を持ってくれるのを待っているだけではいけません。引っ込み思案な子どもはこうしたことがなかなかできず、友達を作る上で問題となりそうです。

私の場合、幸い、極度な引っ込み思案だったにもかかわらず、多くのクラスメイトが親しくしてくれました。ですが、こうしたことが長らく続いたものですから、すっかり受身な行動様式と思考回路が身についてしまいました。「黙って大人しくしていても、みんなが何かしてくれる」いつまでもこのような意識を持ち続けてしまうと、痛い目を見ます。