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2009年5月26日火曜日

ブック検索で「友達ができない」と検索してみた

Google ブック検索で「友達がいない」と検索してみました。検索結果で出てきたもののうち、個人的に面白そうだと思ったものを取り上げ、コメントします。

◇ 金美齢(2007)『日本は世界で一番夢も希望もある国です!』PHP研究所。
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留学生(特に大学生)へのアドバイスのようですが、もう少し年齢が若い子どもに対しても通用するアドバイスだろうと思います。ただ、あまりに内気な子だと、自分から声を掛けるのは簡単なことではないだろうと思います。そこを勇気を振り絞って声をかけられれば、いいのです。

◇ 晴山陽一(2007)『晴山陽一の英語ことわざコレクション』三修社。
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このことわざ、思わず笑ってしまいました。ですが、金があると人が寄ってくるという意味であればよく分かります。反対に、お金もない、社会的地位もない、人生の挫折期だ等々のときに心から仲良くしてくれる人があれば、その人は真の友となりうると思います。話が「友達がいない子」とは少しずれてしまいました、すみません。

◇ 鈴木吉美(2001)『じくじたる-人生のイエローカード-』文芸社。
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前のページの「仲間」から読むとよいでしょう。

◇ 河原俊昭(2004)『自治体の言語サービス-多言語社会への扉をひらく-』春風社。
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友達がいない子は、ネイティブ日本人ばかりではありません。考えさせられました。

[関連記事]

◇ ブック検索で「友達がいない」と検索してみた(1)
◇ ブック検索で「友達がいない」と検索してみた(2)

2009年5月14日木曜日

一人はみんなのために、みんなは一人のために

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」(One for all, all for one)

Wikipedia(英語版)を読むと、どうもこれはラテン語の "Unus pro omnibus, omnes pro uno" が由来のようです。アレクサンドル・デュマの小説『三銃士』でも著名な言葉です。

この言葉を良いと思うかどうかに、その人の価値観が現れるだろうと思います。多くの人、特に友達を大事にする人などは、「人は一人では生きていけない」などとして、この言葉を名言とするでしょう。一方、私などは単独行動を好むタイプなので、どちらかと言えば馴染みません。そのときの気分によっては、「自分のことは放っておいて、好きにさせておいてくれ」と考えることさえありそうです。

また、この言葉が適切かどうかはTPO(時・場所・場合)にもよるでしょう。チームスポーツでは、この言葉が大事にされることもあるでしょうし、それももっともなことだろうと思います。実際、ラグビーなどではこの言葉は有名だと聞きます。

意外なところにも、この言葉は使われています。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の憲法には、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」が明文の中に出てきます。なるほど、この言葉を憲法に掲げるような国は、社会主義、共産主義という感じがします。私がこの言葉に少々違和感を感じるのも、このためかもしれません。また、先の Wikipedia(英語版)によると、資本主義国家ですが、スイスでこの言葉が標語とされているそうです。