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2009年1月1日木曜日

遊び方が分からない子

■ 情緒障害で、友達と遊ぶのが難しくなった

私は場面緘黙症という情緒障害にかかり、学校で極端に緊張してしまうようになると、友達と遊ぶのが難しくなりました。このため、同年代の子どもと遊ぶ技術とでも言うべきものが、衰えていくようになりました。

■ 友達がいなくなり、遊び方が分からなくなった

さらに、友達がいなくなると、同年代の子ども・若者との遊び方が分からなくなってしまいました。自由に遊ぶ時間が与えられると、何をすればよいか分からず、ぼんやりと無為に時間を過ごしていました。

子どもは、年齢が上がるにつれて遊び方も変わっていくのでしょうが、私はいつまでたっても友達がいないままでしたから、次第に同年代の子ども・若者が何をして遊んでいるのかさっぱり分からなくなっていったのでした。

これは後に、人との接し方が分からないという、自分のコミュニケーション能力や社会性への自信のなさにつながりました(もっとも、これだけが自信のなさの原因ではありませんでした)。

■ 遊ばなくなった分、勉強には集中できたが…?

ただ、友達と遊ばなかった分、勉強には集中できました。今でも、もしあのとき友達と遊んでいたら、学業がおろそかになり、後に志望の学校に入学できなかったのではないかと思い、ヒヤリとすることがあります。あるいは、もしかすると悪い遊びを覚えてしまっていたかもしれません。

一般に、遊んでいるというのはあまり褒められたことではなく、勉強をしているというと良い子というイメージがあります。「遊んでないで勉強しなさい」と言うことはありませんが、「勉強しないで遊びなさい」と言うことならあります。私は友達とはろくに遊ばず勉強に力を入れていたのですが、このあたり、どうなのでしょうか。