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2009年1月11日日曜日

転校後、方言を使わない(使えない)

私は小学4年生のときに転校を経験しました。それまで住んでいた関西地方から、遠く離れた地域に引っ越したのです。

関西で生まれ育った私は、関西弁に馴染んでいました。しかし、転校先の学校の子どもたちは当然ながら関西弁ではなく、その地域の方言で話していました。

その後、私はその引越し先の地域で何年も暮らし続けることになるのですが、いつまでたっても、その地域の方言を使うようにはなりませんでした。

その地域の方言を使うには心理的な抵抗を感じたからです。方言そのものが気に入らなかったこともありますが、それよりも大きかったのは、その地域の人に心を開けなかったことです。特に、転校後間もない頃にいじめに遭い、かなり苦しめられたことが大きく響いています。ああいう人たちが使っている言葉など、僕は使いたくない!ということです。こういう状況では、友達などできるはずもありません。

郷に入ればなんとやらで、その地域に住めば、方言もその地域の人と同じように使うのが賢いやり方なのでしょうが。大学1年の頃、高校のクラス会に出席したところ、関西の大学に進学した元同級生が、関西に引っ越して半年も絶たないうちに関西弁をペラペラ話しているのを見て、驚いたものです。こうでなくては、新しい引越し先での人付き合いはうまくはいかないのでしょう。

方言に限らず、私は流行の言い回しやイントネーションを真似ることもしません(と自分では思っています)。今でも人に心を開けないのが一つの理由なのでしょうか。