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2009年1月7日水曜日

友達がいないのは性格に問題があるから?

「友達がいないのは、その人の性格(人間性)に問題があるから」という見方があるようです。その人が嫌われるような性格だから、皆が避けるようになり、友達がゼロになってしまったということのようです。こういう見方をする人は、どうも友達がいない人を良い目で見てはいないようです。

しかし、必ずしも友達がいない人が、性格(人間性)に問題があるとは言えないだろうと私は思います。

このブログは「友達がいない子」ですから、ここでは子どもに限定してお話しようと思います。

前回お話した『友達ができにくい子どもたち』によると、友達ができにくい子どもは、「ひとり遊びが好き」タイプ、「ひっこみ思案」タイプ、「ちょっとわがまま、ちょっと乱暴」タイプ、「落ち着きがない=多動」タイプ、「動きがゆっくり=寡動」タイプ、「発達に遅れがある」タイプ、「自閉症、アスペルガー症候群」タイプの7つに分けられるそうです。この分類を考えると、友達ができにくい子が、性格(人間性)に問題があるとは一概には言えないのではないでしょうか。

仮にその子が自分勝手でわがままであるとか、人に嫌われるような要素があったとしても、発達上の問題が何か関係しているのかもしれませんし、もしかしたら自閉症やアスペルガーなのかもしれませんから、その子を否定的な目で見るのではなく、もう少し心を広くもって見てあげることもできないだろうかと思います。

[関連ページ]

◇ 『友達ができにくい子どもたち』
◇ 友達がいない子の分類