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2009年3月3日火曜日

みんなと、離れたところに住んでた

幼い頃、私が住んでいた家の近くには団地がありました。団地には子どももたくさん住んでいました。

私が住んでいた家はその団地近くの小さな一戸建てでした。団地とは少し離れたところにあったため、団地の子どもたちと交わるには、(小さな子どもにとっては)少し遠出をしなければなりませんでした。もっとも、団地まで遠出をしなくても、近所には少ないながらも子どもがいたので、私はそうした子たちと静かに遊んでいました。こうして団地の子どもたちはたくさん友達を作って仲良く遊んでいたのに対して、私は少ない子どもたちと静かに遊んでいたわけです。

私が幼稚園に入ったとき、ちょっとしたショックを受けました。幼稚園には団地の子がたくさんいて、そうした子はすでにお互い顔見知りで仲良くしていたのです。一方の私は、園に知っている子どもはほとんどいなかったので、みんなの間に溶け込むのに遅れをとることになってしまいました。

しかし、こうしたハンディを大きく感じていたのは最初だけで、その後小学校に入学し、子どもたちと2年、3年と一緒に同じ学校で過ごすうちに、こうしたハンディはあまり感じなくなっていきました(小学校にも団地の子はたくさんいたのですが)。

それでも、私は最後まで団地の子とは少し距離があり、孤立する傾向がありました。もっとも、何年経っても他の子と仲良くできないというのは、家が離れているからというよりはむしろ、私のシャイな気質等々私自身に原因があったのだろうと思います。