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2009年3月10日火曜日

友達は努力して作るものか、自然にできるものか

友達って努力してつくるものじゃないですよね。自然に、なんとなく気があってっていう感じだと思うんです。

石崎朝世編(1996)『友達ができにくい子どもたち』、すずき出版。

友達は努力して作るものなのでしょうか、それとも自然にできるものなのでしょうか。

私自身は、10年以上友達がいなかった時期があるため、友達は自然になんかできないと考えたくなります。ですが、世の中には自然に友達ができたという人も大勢いるようです。

おそらく、両方ではないかと思います。努力して作ることもあれば、自然にできることもあるのでしょう。ただ、いくら努力して友達を作ろうとしたところで、結局は相手と気が合わなければ、その人と友達として長く付き合うことはできないのではないかと思います。

友達ができにくい子どもたち』を読むと、子どもによって、特別努力をしなくても自然に友達ができやすい子と、そうでない子がいるのではないかと思えてきます。子どもの頃、自然に友達ができたという人は、おそらく前者のタイプだったのでしょう。私のように、ほとんど友達がいない子ども時代を送ってきた人は、意識的に友達を作らないようにしてきた人を除けば、後者のタイプだったのでしょう。

友達ができにくい子どもの場合、本人が特別な努力をしたり、場合によっては、親が手助けをしたり専門家が介入したりしないと、なかなか友達を作ることはできないだろうと思います。上述書でも、「だから、そういう感覚が遅れてしまっていたらやっぱり親が、そういう場をつくっていくように努力する」と、ある母親は話しています。※「そういう感覚」とは、「自然に、なんとなく気があって」という感覚のことです。