私は運動(スポーツ)が全くの苦手だったのですが、それはもしかすると、友達がいなかったことが原因の一つではないかと思ったことがあります。
友達がいる男の子の多くは、学校の休み時間や放課後に、仲間と一緒にボール遊び等をしていました。ところが私はそうしたところに入れてもらえず、一人で過ごすことが多かったのです。
こうして周りの男の子は、私とは対照的にどんどん体力をつけ、お互いの親睦も深めていったのでした。
男の子が運動が苦手というのは難しいものです。特に小学校あたりでは、クラスでも友達が多い、人気のある男の子は大抵スポーツができる子でしたから。
もっとも、友達がいないならいないで、スポーツの習い事に通ったり(これは親の許可がないとできませんが)、一人で体力を鍛えたりするという手もないことはありません。何でもかんでも、友達がいなかったことのせいにするのも良くありません。
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こんな私でしたが、これなら好き!という運動がありました。
それは、散歩です。一人で考え事にふけりながら、歩くのが好きだったのです(今でも好きです)。
散歩なら友達がいなくてもできますし、いつでも自由に気ままにできます。一人でいることが好きな私の性にも合うものでした。
それにしても、散歩が好きな男の子というのは、どういうものでしょうか。「男の子なら、サッカー、野球、etc. だろ!散歩なんて…」なのか、「別に散歩が好きな男の子がいてもいいではないか、人それぞれ」なのか。