Social Icons

Pages

2010年3月7日日曜日

『児童心理』2009年11月号「友達ができない子」

少し遅れた話題で恐縮ですが、金子書房から出ている『児童心理』という雑誌の2009年11月号が、「友達ができない子」という特集を組んでいます。過去の号ですが、注文により購入は可能です(もちろん、在庫切れでなければですが)。また、一部の書店ではバックナンバーが置いてあります。

全144ページ中100ページほどが友達についての特集で、様々な論考や事例、エッセイなどから構成されています。その目次は、金子書房ウェブサイトで見ることができます。やや専門的で堅めの内容ですが、学術論文ほどではなく、特別な専門知識がない方でも読むことができるだろうと思います。現に、私でも読めました。

主に小学校の教師を対象としたと見られる内容ですが、親向けの内容もあるなど、保護者が読んでも得るところがあるだろうと思います。友達がいない当事者向けの内容ではありませんが、小学生ぐらいの時に友達がいなかった人が、過去を振り返るために読むという読み方はあるかもしれません。

読んだ感想ですが、やはり専門家が書いてあるだけあって(このブログとは違い)内容がしっかりしていて、大変勉強になりました。学んだことを、今後このブログに生かしていきたいです。

私が常々疑問に思っている「友達がいないことは悪いことか」という問いについては、これを読んでもなお答えが見出せませんでした。教育関係者は友達がいない子を問題視するけれども、その教育関係者の間でも、どこか迷いもあるのかもしれないと、むしろ感じました。