学校では、教科書などの忘れ物をすると、他のクラスの友達に借りる子がいます。
私はそのようなことは、一度もしたことがありません!
…というのも、他のクラスに友達が一人もいなかったからです。このため、逆に、忘れ物を友達に貸したこともありません。
忘れ物をした場合、友達から借りるのと、誰からも借りないのと、どちらが望ましいのでしょうか。友達から借りると、忘れ物をしたゆえに授業についていけなくなる、ということはなくなりそうです。一方、誰からも借りないと、自分の失敗の責任は自分でとることになるわけで、これもこれで良いことのようにも思われます。
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ところで、学校に通っていた頃の私は忘れ物が非常に多い子でした(宿題等は忘れなかったのですが)。少なくとも先生に報告があった分では、クラスの忘れ物の半分以上は私によるものでした。
どうしてこんなに忘れ物が多かったのか、自分でもよく分からないのですが、もしかしたら他の児童生徒の中には、忘れ物をしても先生に報告せず、友達から借りて間に合わせていた子が少なくなかったことが、原因の一つなのかもしれません。友達がいなかった私にはそうしたことができず、どうしても忘れ物の報告が多くなってしまったのかもしれません。
ただ、それにしても、あまりに忘れ物が多すぎです。きっとそれだけが原因ではなかったのだろうと思います。こうした子は、場合によっては、ADHD(注意欠陥/多動性障害)を疑うべきかもしれませんが、おそらく私はそうではなくて(自己診断ですが)、ただの不注意だったのではないかと思います。
なんだか、まとまりのない話になってしまいました。
2009年8月24日月曜日
2009年8月14日金曜日
『大人も知らない「本当の友だち」のつくり方』

このブログを書く上で、何か参考になりそうなことが書かれてあるのではないかと思ったからです。また、私自身、上手な人間関係を築けず、なんとかしたいと常々思っているからです。
本を読んだ感想ですが、残念ながら、この本は既に友達がいる人や、最低限の人間関係を築くことができている人を主な対象としたもののようでした。友達がいない子にも役立ちそうな内容が全くないとは思いませんが、やはり念頭に置かれている読者の対象が違うと感じます。
また、読者がある意味健康な人であることを前提とした内容で、例えば不安や緊張を非常に感じやすく極端に引っ込み思案であるとか、場面緘黙症であるとか、そうした人は、この本で書かれている方法を実践しようにも、できないでしょう。
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とはいえ、既に友達がいるけれども、もっと心を通わせられるようになりたいとか、そう思っている人には、参考になりそうなこともたくさん書かれてあります。
専門用語で言えば、「アサーション」についての本と言えばいいでしょうか。
マンガが数多く挿入されているという理由で、内容の信頼性に不安を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この本で紹介されている方法は、アメリカの社会学者、リンダ・アダムスが創った「自己実現のための人間関係講座」というプログラムで学ぶ内容だそうで、なかなか本格的です。そして、著者の松本啓子氏はプロのカウンセラーです。タイトル通り、この本の内容には、本当に「大人も知らない」ものも含まれているだろうと思われます。
マンガで実例(成功例、失敗例)を挙げて説明しているところが実に分かりやすいと私は感じたのですが、当の中高生女子がどう感じるかは、さすがに私には分かりません。
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